先週、『ザ・今夜はヒストリー』で平清盛やってましたね。
ワイドショー仕立ての、大げさなリアクションに辟易しながらも、勉強になったわ~。
中でも個人的に一番興味を惹いたネタは、お菓子!
大河ドラマの中で、家貞さんや、忠盛父さんが食べてるのを見て、「なんだろう?」と思っていた、あのお菓子…茶色い巾着みたいな、ちょっと見た目イイダコっぽくて、家貞さんが<からくだもの>と呼んでいた…。
あれ、<清浄歓喜団>という名前で、祇園の老舗和菓子屋さんが販売してはるそうです。
ふえ~!知らなかったー。
油で揚げた巾着の中に、お香を練りこんだこしあんが入ってるねんて。
……ということは、八橋の祖先のような味なのかなあ…?
ううむ。困ったぞ、どうも八橋は、イマイチ……。
忠盛さんが食べてるのを見て、オレも食べてみたいぞ!と思ったんだけどなあ…。
しかも、1つ525円とな!
好みの味じゃないかもしれないけど、話の種にひとつ…なんてノリで買い求めるには躊躇するようなお値段ではありませんか。
そうかあ・・・そんな高価なお菓子をあんな風に無造作に盛って、無造作に食べてたのかあ、あの人たちは…と、改めて平さんちの財力を思い知りましたわ。(たぶん、当時は今の525円以上の価値だったろうけど)
ま、お菓子のことはほんの小ネタで、番組の中心は平治の乱だったんですけどね。
保元・平治の乱のことは、以前、何かの小説で読んだはずなんだけど、文字だけだと、人物関係がややこしくてちんぷんかんぷんでした。(似たような名前の人ばっかりだしな)
しかし、大河ドラマのおかげで、名前を聞くと、演じておられる役者さんの顔が浮かび、複雑な天皇家の系図も、ちゃんと学習させてもらってた(伊東さん→三上さん→井浦さん→松田さん…のインパクトのある濃いぃ~演技のおかげですわ)ので、番組見ながら、今回はすいすい理解できて面白かった~。
そーか、あの人はこうなるのかーー!って感じで、大河ドラマの方の今後も楽しみになってしまいました♪
早く始まらないかな、保元・平治の乱。
しかし、そのイベントを楽しむには、主要人物達の性格やそこに至るまでの複雑にからむ事情を知ってこそ。
そのために今は、ちんたらとした辛気臭い話に根気良く付き合う必要があるのでしょう。
おかげさんで、最近飽きてきてリタイアぎみの夫に、ドラマの説明をする際、登場人物のみなさんのことを、自分の親戚の話をするかのように詳しく語ることができますわ、わたくし。
で、今週も楽しみにしておりましたので、夕方夫婦で食事に出ておりましたが、20時に間に合うように急いで帰宅し、視聴いたしました。
始まりは可哀想な家盛君の死。
可哀想な宗子ママは泣き、清盛君は、叔父さんに「お前が神輿に矢なぞ射るから、家盛に罰があたってもーたんや!」とどつきまわされてましたが、私が思うに、それは、神輿ではなく、鹿の角せいなのでは?
あの角、どこかで供養か何かしてもらった方がいいと思う。(叡山とかで?わはは、みつしり呪詛されて返ってきそう)
をを、頼盛君(どうでもいいけど、この時代、<頼>を名前に付けるのが流行ってたのかしら?)、毎回、騒ぎ立てる兄を、ちょっとアンニュイな風情で黙って見ているだけの役だった彼が、初めてまともな台詞を言いましたぞ。
…と、思ったら「兄上はやることがいちいち仰々しい(かまって欲しいんか?子供か!)」「大騒動をやらかしておきながら、後でウジウジ思い悩む(だったら最初からすな!)」「ボクは家盛の兄上が好きだったから来ただけやし!(あんたのことはどうでもええねん)」
可愛い顔して、クールできっついなあ。
でも、その通り。相変わらず、視聴者のツッコミを代弁してくれるキャラを出してくれて溜飲が下がりまする。
頼盛君は、「家盛亡き後、今度はお前が一門を継げ!」と叔父さんにふっかけられても、「思い違いをなさりませぬよう。そんな気はありません!」と無表情にきっぱり断りそうだなあ…。
義清改め、西行さんが登場しましたな。
「姿は変わっても、やはり義清」なんて言われてたけど……。
う~ん、ストイックなお坊さんが大好きなわたくしとしては、出家したのなら、中身も変わってほしかった……。
この人、何のために出家したのかなあ??
……なんだか、現代で例えると、ええ大学を出て、ええ所に就職した若者が、「なんか違う」と言い出して、仕事を辞めて、バックパッカーになった感じにしか見えないんですけど…。
つまり、あれですね、信西さんが偉くなっちゃってフットワークが効かなくなったので、清盛君のアドバイザーを引き継ぐ為に再登場したのね。
高野山の塔再建をがんばりなされ、と励ます場面、今にも『星に願いを』を歌いそうだったもん。(ジミニー・クリケット役は坊主頭に限る?)
今回は、平家だけでなく、各ご家庭での父子、兄弟のお話でしたな。
天皇家の<いらん子>達は兄弟でまとめて住まわせられてはるし、藤原摂関家もモメてはるみたいだし、源さんちの、あんなに仲良かったお父さんと義朝君の間もギクシャクしてきた模様…。
呈子さまの雑仕女になるよう、常盤ちゃんを説得する義朝君、なーんか、下心ありそうな感じじゃなかった?
しかし、このドラマ、お坊さんが多数登場されますなあ…。
鳥羽法皇を筆頭に…主役もいずれ出家するしねえ。
中でも今回の<ベストオブ坊さん>は、常明さん。
え?誰?
曼荼羅の絵師ですよ。仲介・信西(坊主)。
素人の清盛に「筆を入れられますか?弟君のご供養になりますよ」と、気さくにおっしゃるなんて、なんて懐の深い…。
そうか、あの血曼荼羅をこういうお話にしたのかあ…。
(実物、見たことあるはずなんだけど、はっきりと思い出せない~~)
清盛に血を流させるために、ちょっと強引な展開だった気もするけど……。
それより、脇で一緒に見ていた夫が、居眠りを始め、あろうことかいびきまでかきやがんの。
夕食の時に飲んでたからねえ。
ええ場面にさしかかると「ヴオ~!グォオー!!」って。
またも、台無し!うるさくて集中できません!(脳内で鸚鵡ちゃんが「シュクセイ!」言うてるわ)
おかげで、期待して観たわりには、今回のお話はイマイチ…に思えてしまったではありませんか。
何が「家盛が兄上によろしくと言うておる」のかようわから~ん。
はあ?のうちに終わってしまった…。
原因は忠盛お父さんですよ!(いや、うちの旦那か?)
あんな絵に描いたようなベタベタな悪役の若造に、心を折られてどうする!
得子様を見習って!(事情は確かに違うけど)
後日、一人でゆっくり録画を見ましたところ、今度は、「兄上によろしくと言うておる」にポロポロもらい泣き。
鹿の角は忠盛父さんの心の軸の象徴だったのね…。
宗子さんに角を折られて、忠盛さんの心も折れてしまった…。
折ったのが宗子さんでは、何も言えへんわなあ…。(いい夫婦ですなあ)
親が自分より弱っていることに気がついた時に、子にも自覚が生まれることもあるわけで、清盛君も、ここまできて、「やめ!」言われても承知できませんわな。
何よりここでやめたら、それこそ家盛君が犬死になる。
宗子さんにも清盛君の気持ちは伝わったようです。
美しい曼荼羅に心を救われ、家盛君の声が聞こえたのね…。
う~泣けるわ…。
家盛君が清盛君のことを大好きだったのを誰より知っていたのは宗子さんですからな。
そしてそのように二人を育てたのも宗子さんですもの。
宗子さんと清盛君。お互いに遠慮したり悩んだりしながらも、長年培ってきた二人の絆を感じてしまいました。
うん、うん、「世の中を変えるため」なんて漠然としたことを言われるより、家盛君の死を無駄にしないため、と思う方が頑張れるよねえ…。……ああ、誰か、ティッシュ取って…って一人なので自分で取りに行く。
……いや、しかし、これ、最初からじっくり見てないと、ここまで泣けへんわ。
だから、夫はこのドラマを「辛気くさい」と言うんだな。
あと、尾美としのりさん、好きやのになあ…。あんだけで出番終わりなのかなあ…。
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